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校法人平安女学院による2度の不当解雇を許さず!!

学校法人平安女学院による2度の不当解雇を許さず!!

寺本 憲治2013年10月11日
弁護士 寺本 憲治

1 はじめに

2012年9月に学校法人平安女学院を不当に解雇された京都市の60代の男性が、同法人を相手取り、解雇無効の確認などを求めた訴訟の判決が2013年7月26日、京都地方裁判所で行われました。裁判官は「解雇は合理的な理由を欠く」として、解雇は無効であると認定しました。

2 1度目の不当解雇

男性は1974年から同法人に勤務し事務業務等を担当していました。男性の業務内容に特段何も問題はなく、むしろ学校に強い愛着を持ち、学校のために尽力され続けた方でした。

ところが、2011年4月、同法人は男性を突然、解雇しました。男性は当事務所を訪れ、当然、解雇は違法不当で直ちに男性を職場復帰させるべきと主張し同法人を相手取って京都地方裁判所に提訴しました。この結果、2012年3月、裁判官により、同法人による解雇は合理的な理由を欠くと断罪され、男性の職場復帰が認められました。

けれども、その後、同法人は、裁判官の判断に従わず、男性の職場復帰の手続きを全く行おうとしませんでした。やむをえず、再度、訴訟を提起し職場復帰を求めたところ、2012年8月になり何とか男性は職場に復帰することとなりました。

3 2度目の不当解雇

ところが、2012年9月、同法人は、朝礼にて唱和を怠り業務に支障を生じさせた等と不当な理由をつけ、男性を再び解雇しました。

しかしながら、この解雇についても、当然、違法不当なものであると京都地方裁判所に訴えていたところ、2013年7月26日、判決理由で裁判官は「男性の行為により業務に支障が生じたとは認められない。解雇は合理的な理由を欠き、無効」と認定して、同法人の不当解雇を再び断罪し、男性の職場復帰が認められました。

4 闘ってこそ労働者の権利は守られる!

この事件は、当事務所の村山晃弁護士と私で担当致しました。複数回にわたる明らかな不当解雇に対して徹底的に争い続け、男性の職場復帰を勝ち取れたことは弁護士として大きな喜びになりました。今後も、不当解雇を決して許さず、労働者の権利を守り続けるべく尽力していく次第です。