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NHKの「クローズアップ現代」で青いとり保育園問題が取り上げられました!

NHKの「クローズアップ現代」で青いとり保育園問題が取り上げられました!

2016年2月26日
弁護士 谷 文彰

当事務所が取り組んでいる「青いとり保育園問題」。この間、大きな共感の声が拡がり社会的関心事となりつつありますが、ついにNHK「クローズアップ現代」で取り上げられました!

京都市立病院の院内保育所「青いとり保育園」で30年以上も保育を担ってきたベテランの保育士さんたちが、病院の地方独立行政法人化と保育園運営の民間委託の流れの中で給料を大幅に減らされ、ついには全員「解雇」となって保育士が全員入れ替わるという異常事態。長年積み上げてきた「保育の質」も変わってしまいました。働く者の権利の観点からも、子どもたちの将来を育む保育という観点からも、決して許されることではありません。

こうした、原告の皆さんや支援の方々が訴えてきたことが、自治体のコスト削減のしわ寄せが現場の労働者に押し寄せ、労働者の生活と公共サービスの質が脅かされていることの典型として「クローズアップ現代」にも届き、今回の放送となりました。

放送内容はテキスト形式で知ることができますので、ぜひご覧下さい。「京都市内にある保育所」というのが青いとり保育園のことです(http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3773_all.html)。

番組の中では、「賃金が安かったり、場合によっては途中で雇い止めになったりすると、そこで働き続けるという意志を持っていたとしても、働き続ける意志をくじかれていきます。保育サービスという産業自身が維持できるのかどうかという瀬戸際にある。」、「保育も、専門性の高いとても重要な仕事です。保育士が不安定な状況で働けば、それは保育サービスの質の低下につながる危険性が高い。そうなると、保護者は子どもを安心して預けることができません。」「ひたすら賃金を下げていくことで雇用の劣化が進み、保育の質などの公共サービスの質そのものを低下させている。」と指摘されています。正に私たちが問題にしていた内容です。

他方、青いとり保育園で保育士が一斉に入れ替わったことや保護者からの不安の声が上がっていることについて、京都市が、「雇用安定などの労働条件については、委託先企業内で決定されるべきもの」、「委託後も適切な保育が確保されている」と回答したことも紹介されています。京都市の設置した市立病院の院内保育所で起こったことなのに、これは誠実な回答と言えるのでしょうか。

私たちは、これからも様々な方法で、京都の保育と働くルールを守るための活動を続けていきたいと思います。

(当事務所からの弁護団参加弁護士:浅野、大河原、渡辺、藤井、高木、谷)

(原告の皆さん 京都市立病院前で)