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関西建設アスベスト京都訴訟で第二陣訴訟を提起しました

関西建設アスベスト京都訴訟で第二陣訴訟を提起しました

2017年1月24日
弁護士 谷 文彰

1 新たな仲間が立ち上がる

私たちの事務所でも全力で勝利に向けた闘いを続けている建設アスベスト被害のおそろしさの1つは,新しい被害者が次々に発生しているという点にあります。京都地裁での歴史的勝利判決を勝ち取った第一陣訴訟でも,2011年の提訴時には被害者数で11名の方が原告として立ち上がりましたが,4年後の2015年に結審した時には,その数が被害者数で26名にまで増えていました。原告のみなさんのまさに命をかけた闘いが裁判所を突き動かし,初めて国と建材メーカー双方の責任を認める勝利判決へとつながったのです。

しかしその一方で,残念ながら新しい被害者が次々と生まれていました。そこで,今回,第二陣訴訟として新たに被害者数で16名の方が原告となり,京都地方裁判所に関西建設アスベスト京都訴訟第二陣訴訟を提起することとなったのです。

2 救済範囲をさらにひろげるために

二陣訴訟では国と建材メーカー16社を相手に損害賠償を求めています。第一陣訴訟を提起したときは国と建材メーカー43社が相手でしたから,かなり絞ったことになります。これは,一陣訴訟の到達点を踏まえて重い責任を負うべき企業にターゲットを絞り,迅速に,高い水準の勝利判決を勝ち取ることも目指しているためです。

さらに,会社などに雇用されている労働者と全く同じ働き方をしているのに,どこかとの雇用関係がないという理由だけで救済の範囲外に置かれ続けている「一人親方」の全面救済を実現することも大きな課題です。

1年前の京都地裁判決に引き続いて国と建材メーカーの責任を認めさせ,さらなる前進を獲得するために,原告団・組合・弁護団が一致団結して取り組んでいくつもりです。

入廷行動の様子

3 山場の年に

今年は2月14日に北海道建設アスベスト訴訟で札幌地裁判決が出され,3月には東京高裁で神奈川訴訟の控訴審が結審するなど,複数の判決が下されることがほぼ確実となっています。まさに山場の年なのです。

国と建材メーカーの責任を確固たるものとし,全国で闘っているみなさんと連帯しながら,大阪高裁での審理が続く一陣訴訟,京都地裁での審理がスタートする二陣訴訟で勝利するために,これからも全力を尽くします。みなさまのご支持・ご支援を心からお願い致します。

提訴記者会見

(当事務所からは,村山,大河原,秋山,谷の4名が弁護団に加わっています)