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ひまわりを描くファン・ゴッホ

ひまわりを描くファン・ゴッホ

奥村 一彦弁護士 奥村 一彦

ちょっと文化的な話題を提供します。

ひまわりを描くファン・ゴッホ

この絵は、ゴーギャンの「ひまわりを描くファン・ゴッホ」です。ゴーギャンとゴッホが南仏アルルの「黄色い家」で共同生活をしていた時に描かれたものです。今日からみれば、印象派の2人の天才がお互いを描き合うという奇跡的な絵というわけです。ゴッホはゴーギャンの絵をみて、「これは確かに僕だ、狂った僕だ」と言ったそうです。

ところが、2人の関係は、この後破綻してしまいます。ゴッホが自分の片方の耳を切り落として、ゴーギャンに渡そうとした事件が発生します。ゴッホは、この「耳切り事件」によって狂ったと思われ、精神病院に入院し、その後、パリ近郊に戻り、Dr.ガッシュの治療を受けます。

ゴッホがゴッホになるのは、南仏アルルにおいてです。その前の点描を主としたパリ時代の絵と、さらにその前のオランダの牧師時代の暗い絵とも違います。色は明るく、原色に近く、対象もカラフルな花や明るい空がテーマとなっています。作品の数もアルル以後は多作となっています。しかし、生活の方は苦しく、「ゴッホの手紙」を読みますと、弟 テオに対しての手紙は、お金と絵の具とキャンバスの注文が大半を占めています。「いつか必ず売れるから…」というのが口癖です。でも、生きている間に売れた絵は、たったの1枚でした。しかし、天才は絶対に妥協しません。描くしか生きる意味はなかったのでしょう。

孤独な魂のゴッホを描いたゴーギャンの唯一の作品です。