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上高野葬儀場の建設に反対!~京都市に審査請求

上高野葬儀場の建設に反対!
~京都市に審査請求~

飯田 昭弁護士 飯田 昭

上高野の白川通り沿いの閑静な住宅・店舗地域に、本年5月20日より、葬儀場の建築工事が始まりました。工事は葬儀場であることを周辺住民に秘密にしたまま行われ、住民が京都市建築指導課に問い合わせて初めてこの建物が葬儀場であることを知りました。

都市計画法では、建物の用途による規制をしており、例えばパチンコ店などは、この地域では建てられません。ところが、「葬儀場」については用途規制が不備なため、「集会場」の名目で閑静な住居地域にでも建てられてしまいます。下鴨地域での葬儀場問題を契機に京都市は、「葬祭場の建築等に関する指導要綱」を策定していますが、床面積100m2以下の場合には適用除外になっています。

上高野の計画は、「床面積99.73m2」として申請し「指導要綱」の適用を免れ、住民への事前説明や隣接地との4メートル以上の距離の確保といった対策さえとられないまま、隣接住宅からわずか2メートル数十センチの距離で、葬儀場建設が強行されたのです。

7月9日には京都市議会委員会にて、(1)指導要綱を100m2以下でも適用させる、(2)地域住民の合意が得られるまで工事を延期する、ことを求めた請願が全会派一致で採択されましたが、建設主業者は工事を続行しました。

住民・建築士との検討の結果、異様に突き出た庇の下を葬儀場の用途に使用するにもかかわらず床面積に算入していないこと、これにより実際の床面積は116m2であること、指導要綱に基づけば抜本的に設計を見なおさなければ建たないこと、が判明しました。そこで、8月4日、地域住民204名が建築確認の取消を求め京都市建築審査会に審査請求書を提出致しました(新聞記事参照)。

地域の環境を守るとともに、条例の制定、さらには都市計画法の改正という将来展望もふまえ、支援していく決意です。

審査請求書提出後の弁護団・住民による記者会見

審査請求書提出後の弁護団・住民による記者会見
2009年8月