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「茶のしずく石鹸」の使用によるアレルギー被害が発生

「茶のしずく石鹸」の使用によるアレルギー被害が発生しています

谷 文彰2011年12月1日
弁護士 谷 文彰

「茶のしずく石鹸」によるアレルギー被害

主に株式会社悠香が製造し、延べ約467万人に約4600万個販売された「茶のしずく石鹸(せっけん)」が、小麦由来成分による重篤なアレルギー症状を引き起こすおそれがあることが既に報道されています。現在、アレルギーの原因と考えられる物質(加水分解コムギ末)の入った「茶のしずく石鹸」(旧製品)の回収が進められていますが、日本アレルギー学会には既に1000件を超える症例が報告されているといい、被害の拡大が懸念されています。
 「茶のしずく石鹸」を使用したことによるアレルギー症状としては、顔や目の回りのかぶれといった皮膚障害のほか、全身のかゆみや呼吸困難など重篤なものあります。運動後に症状が突然現れた方も少なくなく、中には急性アレルギー症状(アナフィラキシー)で一時意識不明となった方もおられます。また、小麦の摂取によってアレルギー症状を引き起こすことから、パンやうどん、菓子類などの小麦製品が食べられなくなることや、料理の中に小麦が入っていないかいつも緊張して食事をしなければならないこと、万一小麦を摂取すればアナフィラキシーショックによる死の恐怖に直面することなど、生活面や精神面への影響も非常に大きくなる可能性があります。

全国各地で結成された弁護団

このような被害の重大さや被害者の数の多さなどから、被害に遭われた方の健康被害の救済も緊急の課題となっており、全国各地で弁護団が結成され、活動を開始しています。現時点で京都を含む15の地域で弁護団が結成され、今後も増える予定です。裁判も視野に入れて相談を受けている被害者の数は400人を超えていますが、石鹸の販売個数からすればまだまだ多くの被害者が存在すると考えられます。

被害の救済に向けて

各地の弁護団では現在、「茶のしずく石鹸」の危険性の周知徹底と被害の掘り起こしに努めています。ご心配な方は、早期に相談の申込みをお願いします。京都でも全国の弁護団と連携しながら、被害に関する情報提供や被害の救済に向けた活動を行っていく予定です。
 消費者が安心して商品を使用することができる社会をつくるために活動して参りますので、ご支援をよろしくお願い致します。

2011年12月