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新人弁護士紹介

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どうぞよろしくおねがいします
藤澤弁護士 弁護士 藤澤眞美

みなさん、明けましておめでとうございます。私にとっては弁護士になってはじめての新年でありまして、いつにもまして心引き締まる思いです。

新年には似つかわしくない話で恐縮ですが、私がまだ司法試験の受験生だったころ、論文試験に落ちてつらい気持ちで知り合いの精神科医を訪ねたことがありました。すると彼は、「弁護士は人が困るのを待っているような良くない仕事だから別の仕事を目指しなさい。」と言うのです。私はむっとして思わず、「医者だって人が病気になるのを待っているじゃあないですか。」と言い返しました。「いやいや、私は心をこめて仕事をしているから。医者はいい仕事です。」「弁護士だって違わないですよ。」「いやいや。」。それから私たちはしばし、どちらがいい仕事か、あるいは良くない仕事かワーワーと言い合っていました。ところがしばらくすると、驚いたことに、私はなぜか気持ちが軽くなっていることに気が付いたのです。ふ~ん、さすが。荒療治ではありますが、プロの精神科医だと感心したものでした。

弁護士になって仕事が瞬く間に増え、目の前のことをこなすのに精一杯の状態になったころ、ふと、このときのことを思い出しました。わが事務所には、毎日毎日、いろんな方が人生の最大ピンチをかかえて相談にやってきます。弁護士が「人が困るのを待っている」などと悠長な日は一日だってありません。法律的な知識があればすぐ解決できるようなものはほとんどなくて、どうにかなるかわからへんけど、ほっておくわけにもいかない、精一杯やってみますというような事件ばかりです。そんな事件がどんどん増えて、自分のほうがアプアプしそうになったとき、「私は心をこめて仕事をしているから。」という彼の言葉を思い出したのです。

どんどん仕事が増えても、やっぱり弁護士だから、まるで金太郎飴のように、どの一瞬をとっても心をこめて仕事していますと、そう言葉にできるような一年を送りたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。

「京都第一」2002年新春号