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半鐘山事件

半鐘山事件

開発審査会は、最終盤を迎えています。

審理の中で問題点がますます鮮明に

左京区・銀閣寺の近く、東山36峰の一つと言われている「半鐘山」(北白川山)の、民間業者による全面開発計画に対し、京都市長が2001年3月開発許可をおろしてしまったことに対し、2100名の地域住民が、開発許可の取消を求めた審査請求を2001年5月に提起していますが、審理は山場を迎えています。

この間の審理の中で、開発により、崖上、崖下になる人家の安全が脅かされることや、5000台に達するダンプカーの通行により周辺道路の交通が著しい支障をもたらすことがますます明らかになりました。

保全すべき東山の先端

もともと半鐘山は、東山の先端部分に位置しており、東山は古都保存法の特別保全地区として保全されているにもかかわらず、半鐘山については特別地区の指定を怠っていたのでした。しかも、吉田山の場合には、市民の要請を受け、緑地保全地区に指定するなどの対応をとったにもかかわらず、全会派一致で市議会での請願が採択されたにもかかわらず、開発許可を下してしまったのです。

審理は最終盤に

業者は審査中であるにもかかわらず、開発を進めていることから、2001年11月には「開発許可の執行停止」を求めました。開発審査会は、11月28日、「緊急の必要性がない」として、執行停止こそ認めませんでしたが、家屋調査と設計変更の指導を京都市長に求めています。

2002年春には、審査会の裁決が出される予定です。

「京都第一」2002年新春号