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過労死裁判に相次いで勝利

[事件報告1]

過労死裁判に相次いで勝利しました!

過労死裁判判決報告会1990年3月、就業中の職場で急性心筋梗塞により倒れ、そのまま死亡した中居過労死事件は、労災申請が労働基準監督署で業務外認定され、審査請求も、再審査請求も棄却され、京都地裁での行政裁判でも棄却されましたが、最後の大阪高裁で逆転勝訴判決を勝ち取りました(確定)。中居さんが従事した業務の過重性、12時間拘束の長時間労働、2組2交替制勤務につき、その実態を検証した結果、労災行政の認定基準を形式的に適用するのではなく、実態に踏み込んだ実質的な判断を行い、過労死であることを認めさせる判決を勝ち取ることができました。16年という長い年月、最後の最後まであきらめず粘り強く闘うことの大切さと、支援してくれた仲間のありがたさを教えてくれました。

1996年2月に起こった寺西過労自殺事件は、労働基準監督署の段階で労災認定を勝ち取りましたが、店長という中間管理職に経営不振の責任を押しつけ、過酷な労働を強要し、自殺に追い込んだ会社の責任を追及する裁判と、当時の社長個人の責任を追及する裁判を起こしました。会社の責任を追及する裁判では、 2005年3月、京都地裁で会社の責任を全面的に認める画期的な判決が出されました。しかし、会社が控訴したため大阪高裁に係属しましたが、2006年6月、会社の責任を認めさせる勝利的和解を獲得しました。また、元社長個人に対する裁判でも、同年11月、元社長が寺西さんが自殺した責任を認める和解が成立し、元社長は遺族に謝罪しました。

「京都第一」2007年新春号