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私たちの抱負 2010

私たちの抱負 2010

藤澤眞美藤澤眞美
弁護士:Fujisawa Mami
明けましておめでとうございます。労働者からの相談、借金の相談、女性からの相談、私の事件のほとんどはこの3分野です。別に専門だと公言したことはないのですが。考えてみれば、働くこと、自分の生活を経済的に安定させること、異性との関係を調整していくことは人生そのものだともいえます。人生そのものに関わるのですから、お1人ずつ解決の方向性も結論も違います。その違いにいつも敏感でありたいと思うし、敏感であるためには経験年数や「カン」で濁らない真っ白な心で有り続けたいと思っています。今年もよろしくお願いします。
飯田昭飯田昭
弁護士:Iida Akira
昨年判決が出た社会的事件では、京都市に市原野ごみ焼却場談合住民訴訟(24億を回収)の弁護団報酬として正当な金額の支払いを命じた大阪高裁判決(4月)は、住民訴訟を活性化するために、全国的に大きな意義のある判決です。
  ここ数年、日弁連で都市計画法などの都市法制の改正に取り組んでおり、持続可能な都市と快適で心豊かに住み続ける権利の実現を目指しています。
  担当している立命館大学法学部の環境法ゼミの夏合宿(8月―写真)では、10月に画期的な判決が出された鞆の浦に行ってきました。
  弁護士27年目になりますが、何時までも若さとチャレンジ精神を失わず、皆様方からおあずかりしている様々な分野の案件に精一杯取り組む決意です。
吉本晴樹吉本晴樹
弁護士:Yoshimoto Haruki
南北に長い京都府にあっては、弁護士の仕事も京都市内にとどまりません。舞鶴で起きた不当降格労働事件の裁判を担当している関係で、昨年は幾度となく舞鶴に足を運びました。また、綾部のトステム工場閉鎖問題では、緊急の労働相談会を行い、後日、労働組合の結成の場に立ち会うことができました。
  昨今の雇用情勢の悪化を受け、全国各地で様々な運動や裁判闘争が行われています。京都北部地域もその例外ではありません。今年も京都北部における労働運動の盛り上がりが期待されます。私もそれに一役買えればと思っております。
渡辺輝人渡辺輝人
弁護士:Watanabe Teruhito
昨年は関わった事件で成果が出た年でした。京都新聞子会社の雇い止め事件で賃金仮払仮処分に勝利し、京都市の新採教員分限免職事件で高裁での画期的勝利判決を得ました。「ちゃんこダイニング若」の事件では京都府労働委員会で画期的な組合員の採用命令を勝ち取りました。刑事事件では無免許運転事案で免許取消処分の執行を無効とする無罪判決を取りました。
  今年も、府下の大山崎町が無駄な水道料金の返還を求めて京都府を訴えた訴訟の判決などが予想されます。また、勝った事件も上訴されており、気を抜けません。気を引き締めて「勝ち切る」年にしたいです。
藤井豊藤井豊
弁護士:Fujii Yutaka
小さな命の誕生に立ち会う。昨年、第一子・長男を授かりました。
  誕生から今日まで泣き声も徐々に変化し、「あぅあぅ」と話すようにもなってきました。自分の子どもって、こんなに可愛いものなのかと、日々感じています。
  女性の社会進出が広がることに呼応して、男性にも家事や育児を担いたいとの思いが広がりつつあり、私自身そんな思いを持っています。男性の育児休暇の取得率に見られるようにまだまだ社会のムードは積極的ではないですが、当たり前のこととして尊重されるようにしていけたらと思っています。
岩橋多恵岩橋多恵
弁護士:Iwahashi Tae
昨年は、京都でも労働審判申立が飛躍的に増加しました。私も有期雇用契約の雇い止め、職場のパワハラ、不当解雇などの労働事件を受任し、労働審判などを使って迅速・妥当な解決に心がけ成果を得ました。労働審判制度ができ、労働事件で裁判にアクセスする人が増えたことは良いことですが、多発する労働事件の諸悪の根源は、正規労働者の採用を控え、有期雇用、派遣社員への切り替えを許してきた政治の責任です。
  今年も、個別の事件活動で奮闘することはもちろんのこと、派遣法の抜本的改正、有期雇用の規制法の実現に精力的に取り組みます。
大河原壽貴大河原壽貴
弁護士:Ookawara Toshitaka
3年ほど前に、事務所で『科学者のための法律相談』という書籍を出版しました。そのこともあってか、最近、大学の研究者からの法律相談をお聞きすることが増えました。研究室の中には閉鎖的なところも多く、論文発表にも担当教授から大きな影響を受ける中で、ハラスメント被害が起きても泣き寝入りになってしまいがちです。また、大学の研究室に限らず、職場での違法行為やハラスメントなど、表に出て来ない被害もまだまだたくさんあるのではないかと思います。そういった隠れた被害にも目を向け、回復のために取り組んでいきたいと思います。
荒川英幸荒川英幸
弁護士:Arakawa Hideyuki
医療や土木・建築などの専門訴訟を含め、多忙な事件活動が続く中、中国明代の思想家である洪自誠が書いた「菜根譚」(さいこんたん、講談社学術文庫 742)を日々の教訓にしています。
  「身雖在事中、心要超事外」(たとえ身はその事の渦中に置いていても、心はその事の外に超えて、物事を客観的に見ることが必要である・後集130)
  「会景不在遠、蓬窓竹屋下、風月自 」(遠くに行く必要はなく、普通の住まいにも、爽やかな風や清らかな月光は自然に遠くからやって来る・後集5)
  政治・経済ともに激動の情勢ですが、平常心と謙虚さを心がけたいと思います。今年は、社会保険庁職員の分限免職を許さない裁判も始まります。
糸瀬美保糸瀬美保
弁護士:Itose Miho
 あけましておめでとうございます。
 昨年は労働事件の数が増え、いくつかの事件(解雇、雇い止め、賃金請求、セクハラ・パワハラなど)では解決に至ることができました。労働審判申立までに交渉で解決するケースや申立後第1回期日までに解決できるようなケースもありました。早期解決がウリの労働審判ですが、労働事件の激増によりなかなか期日が入らなくなっているようです。しかし、労働事件に限らず、本格的な裁判を長期にわたって闘う当事者の方の負担は小さくありません。それでもあきらめずに納得のいく解決を得ていただけるよう、私も努力していきたいと思います。
村山晃村山晃
弁護士:Murayama Akira
新しい年を迎えましたが、弁護士の仕事は、切れ間なく続いていきます。そして40年近い月日を重ねてきました。最近になって、青年の過労死事件や、自殺事件に出会うことが多くなり、働くということ生きていくということが大変になっていることを肌身で感じます。同時に、いろんな勝利を重ねる中で、これまで埋もれていたことが、告発できるようになってきていることも否定できません。人生の大半を費やすこととなる仕事の現場で、権利がきちんと保障される社会を作ることは、この仕事を始めて今日まで私の変わらぬ思いです。
  今年もいろんな人たちの権利を守る仕事で必ず前進を勝ち取るよう努力を積み重ねたいと思っています。
渡辺馨渡辺馨
弁護士:Watanabe Kaoru
昨年、弁護士会から喜寿の表彰を受けました。私は肺ガンで70歳のとき左肺、74歳のとき右肺の各上部を切除しました。肺ガンの5年生存率は17%と言われておりましたので、喜寿の祝いを受けるなどとは考えてもおりませんでした。私の場合、2回とも1期の前半の早期発見でしたので、投薬や放射線治療は一切していません。私は年に2回、全身の検査(CT、MRI検査等)を受けてきましたので早期に発見ができました。これからもこれらの検査をおこない、弁護士としての事件活動は勿論のこと、2年前から力を入れてきた後期高齢者医療制度の早期廃止を実現させるために頑張りたいと考えています。
  本年もよろしくお願い致します。
秋山健司秋山健司
弁護士:Akiyama Kenji
昨年、被疑者国選弁護人制度の適用対象が拡大されました。被疑者国選弁護人制度とは、罪を犯した疑いがあるとして逮捕・勾留された人が弁護人を選任できないときに国費で弁護人を選任するという制度です。対象事件の拡大を通じ、複数の冤罪事件に遭遇しました。早期に弁護人につけることで取調べへの対応策も被疑者とじっくりと打ち合わせができ、連日の接見を通じて、密室での取調べで生まれる虚偽自白を防止することがかなり可能になりました。
  今年も冤罪防止のために、この制度に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
大島麻子大島麻子
弁護士:Ooshima Asako
前年に続き、昨年も京都府のDV基本計画に関わる機会がありました。DV法といえば保護命令がまず浮かびますが、同法は、DV問題の解決には社会的取り組みが不可欠として、国や地方公共団体の義務も定めており、基本計画の策定はその1つです。
 個人的には、「正義の味方が暴力で悪をやっつける」ことを肯定するテレビ番組など、子どもが日常的に暴力にさらされている社会状況も変えていく必要性を感じています。今年も多くのDV事件に取り組むこととなりますが、社会全体が少しずつでも前進していくことを信じ、がんばりたいと思います。
浅野則明浅野則明
弁護士:Asano Noriaki
昨年は、「政権交代」が実現し、長い間国民に背を向けた自民党政治に終止符が打たれましたが、本当に国民本位の政治が実現するかどうかは今年試されることになります。司法の分野では、国民が自らを統治する制度として「裁判員制度」がスタートしましたが、国民の中に定着させる必要があります。私も今年早々にも裁判員裁判を担当する予定です。
  昨年新たに登った百名山は、蓼科山、霧ヶ峰、利尻岳、トムラウシ、十勝岳の5座ですが、これでようやく50座を超えました。未踏の百名山は関東・東北にたくさん残っています。
村井豊明村井豊明
弁護士:Murai Toyoaki
昨年4月に京都弁護士会会長に就任して以降、会務活動に専念してきました。本年3月までの任期を全力で全うしたいと思っております。昨年5月から始まった裁判員裁判は順調に滑り出しており、刑事裁判を大きく変える可能性をもっています。しかし、冤罪を防止するためには取調べの全面的な可視化(録画)が必要です。
  昨年12月、弁護士会は益川敏英さんを招いて「憲法と人権を考える集い」を開催し、戦争の記憶を伝えて平和を守ることの大切さを大きくアピールしました(写真)。
  本年もよろしくお願いします。
水野彰子水野彰子
弁護士:Mizuno Akiko
ここ数カ月の間に、大型の不当解雇(雇い止め)事件に携わる機会が、立て続けに訪れました。いずれも、企業側が、「リーマンショック以来の未曾有の大不況」を錦の御旗に不当解雇を行った事件です。うち1つの事件は、同期の弁護士だけで編成した弁護団で闘った事件であり、労働審判段階では全面勝訴の結論を勝ち取りました。結論はもとより、若手の弁護士と原告の方々が力を合わせて、労働審判では珍しい労働者の地位確認まで認めさせる審判を得たことは、1つの大きな喜びでした。ますます増加が予想される労働事件に、今年も力を入れていきたいと思います。
森川明森川明
弁護士:Morikawa Akira
今年は、まず3月に、京都府相手の大山崎町水道料金事件で勝つことを目指したい。次いで4月に、私が代表委員となっている民主府政の会の推す門祐輔さんの勝利を得たい。このところ、中小の経営の環境と雇用の状況が一層深刻になり、弁護士としてどこまで解決が可能か、悩む毎日です。権利の救済という問題以上に、融資や生活支援、求職や治療の問題などがより切実で、他の専門職との連携を密にしながらの「ワンストップ・サービス」の常時の体制を整備することが求められていることを痛感します。今年もよろしくお願いします。
奥村一彦奥村一彦
弁護士:Okumura Kazuhiko
元旦が来ると1つ年を取るので、そのたびに去年の反省と今年の希望を新たにします。ひとつひとつの依頼事件に十分な弁護活動ができたのだろうかと考えると、新たな年はさらにパワーアップしなければと思う次第です。ブースに東大寺戒壇院の広目天の大判の写真を貼っています。彼は厳しい目で世界を睨んでいます。私は心の中まで見透すようなこの目が好きです。仏を守るためにはいつでも闘おうとしている緊張が伝わってきます。困った人がいる時、いつでも闘える自分でありたい。
「京都第一」2010年新春号