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建設アスベスト問題の全面解決に向けて

[事件報告]

建設アスベスト問題の全面解決に向けて

集会の様子肺がんや中皮腫などの重篤な健康被害を引き起こす「アスベスト」は、我が国では広く建材に使用されてきました。建設現場で働く中でアスベストを吸い込んだ労働者の方々は、現在、アスベストが原因で決して治ることのない病に苦しみ続けています。その責任を問うて、アスベストの危険性を知りながら営利のために利用を促進した企業44社と、規制を放置した国を相手に、2011年6月3日、関西建設アスベスト京都訴訟を提起しました。それから半年、原告の中には何度も入退院を繰り返す方もおられ、早期解決の重要性は日に日に高まるばかりです。体調が悪い中でも声を振り絞って訴える原告らを支援しようと、法廷には毎回多数の支援の方々が駆けつけ、その後の報告集会でも活発な意見交換と激励を頂いています。こうしたご支援は、原告団と弁護団の心の支えです。アスベスト問題の全面解決に向け、みなさまのご支援を改めてお願い致します。

さて、建設アスベスト訴訟は現在、東京、横浜、北海道、京都、大阪、福岡の6地域でたたかわれており、11月23日には全国連絡会が結成されました。この連絡会は、原告団、弁護団はもちろん、支援団体も加わって、全国で一致団結して問題解決のための運動を展開していくために結成されたものです。横浜訴訟では、全国に先駆けて2012年初夏にも判決が言い渡される予定であり、東京訴訟も年内には判決が出る見通しです。法廷内外での声をより一層大きくし、全面解決のための取組みを続けていきたいと思います。

「京都第一」2012年新春号