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社会経験を生かし生活の基本に関わる事件に全力を!

社会経験を生かし生活の基本に関わる事件に全力を!

藤澤 眞美弁護士 藤澤 眞美

10月15日、藤澤眞美弁護士が事務所に入所しました。これで事務所は弁護士15名、事務局21名の合計36名の大所帯となりました。今年は事務所設立40周年。この節目の年に、これからの事務所を背負って立つ新人弁護士が新たに戦力に加わったことで、これまでにも増して皆さんのご期待に沿える「法律センター」として発展させることをお約束すると共に、フルに事務所をご利用頂きますようお願い申し上げます。

初めまして、10月に弁護士登録したばかりの藤澤です。どうぞよろしくお願いします。

とごあいさつしたものの、実は、この原稿はまだ修習生として、埼玉県の和光市で書いているのです。全国から約1,000名の修習生がここ司法研修所に集まってきていて、ちょうど2回試験(国家試験ですが、司法研修所の卒業試験のようなもの)を終えたばかりです。試験前はみんなかなり張り詰めていましたので、今は、解放感と一抹の不安感の中で合格発表を待っているところです。この試験を受からないと弁護士にはなれないわけで、最初のごあいさつは私の希望も大いに含まれているというわけですね。

修習生としての貴重な勉強

「彼らは夢を抱いて、四方からやってくる。(L・Aragon)」そう形容した修習生がいました。文字通り全国津々浦々から様々な人たちが法律家を目指して集まり、そして、1年半の研修を終えてそれぞれの地方へ、職業も裁判官、弁護士、検察官とばらばらになって旅立っていきます。同じクラスで私の左隣にすわっていた若い女性は裁判官希望でした。講義は一言も聞き漏らさずいつも気迫を持って勉強していて、それを見て私はいつも励まされました。右隣は弁護士になって企業法務に携わるのが希望の男性でした。知的所有権や不正競争防止法の講義は目を輝かせてがんばっていました。青法協(青年法律家協会)の仲間たちとは研修所では学べない勉強ができました。過労死事件、児童虐待、医療過誤事件などの現場でがんばっている人たちの生の声をお聞きすることができました。目指す法律家像は違うけれど、みんなそれぞれ懸命に勉強して、そして本当に役に立つ法律家を目指して、今地域へ帰ろうとしています。

私はクラスで唯一、子連れで後期研修(最後の3カ月)に参加しました。勉強の合間に家事をしているのやら家事の合間に勉強をしているのやら、試験直前はもうわけのわからない状態でしたが、最後まで落ちこぼれることなく研修を終えることができてほっと一息です。あとはもう、地域に帰って現場でがんばるのみです。

遠回りをして弁護士に

私は学校を卒業してからいろんな仕事をやってきました。学校の先生とか営業の仕事とかあるいは工場での手作業など、業種でいえば10種類くらいになります。う~んと遠回りしてから法律の世界に入ってきたんです。最初は憲法の三原則くらいしか知らなかったのが、7年を経てやっと法律を現実に生かしていけるようになった(はず!?)わけで、本当に感無量です。現場は、家庭も職場もそれぞれ一つ一つ違うから、いろいろな職業に関わったことがそのまま弁護士として役に立つわけではないでしょうが、自分が経験してきたことがいろんな立場の人を理解していくきっかけになればと思っています。

生活の基本を大切にしたい

弁護士になったらどんなことがやりたいですかとよく聞かれます。薬害事件や労働事件、行政事件など大型の訴訟も機会があれば関わってみたいと思いますが、今一番やりたいのは生活の基本に関わる事件ですね。

生活の基本には二つの捉え方があると思っています。一つは、人が生きて、仕事をして、お金を手に入れて、それで物を買って、消費して、また働くという日常生活からの捉え方です。生きていくための平和や健康、福祉の問題、労働に関わる問題、物を買ったときのトラブルや借金、税金の問題など、どの場面も市民にとってとても大切で、法律的に解決しなければならない問題も多いです。

もう一つは人の一生のサイクルからみた捉え方です。この世に生を受けて人権の主体となり、子供から大人へと成長して結婚しあるいは離婚して、家族が増えたり減ったりして、歳を重ねていくその大きな流れの中で、直面する問題をいっしょに考えていきたいと思います。子育て不安や学校でのいじめ、不登校、配偶者とのトラブルなど、いろんな問題が考えられます。

結局何でもやりますといっているようなものですが、本当に何でもやってみようと思っています。だから、自分の抱えている問題が小さくてだれかに相談するのが躊躇されたり、あるいは、一体法律的な問題なのかどうかまったく未整理のままであっても気軽に相談していただけたらうれしいです。

女の人は気分をリフレッシュさせるために美容院に行くことがありますが、気分をリフレッシュさせるために法律事務所に行く、そんな軽いノリで利用できるような弁護士でありたいです。

「まきえや」2001年秋号