活動紹介

相続・遺産分割(遺言無効確認訴訟と自筆証書遺言・公正証書遺言)

相続・遺産分割(遺言無効確認訴訟と自筆証書遺言・公正証書遺言)

40歳を超えてからというもの、家事事件(相続、遺産分割、離婚など)の相談や依頼が大幅に増えました。同年代の友人知人や他士業異業種の方からご紹介を頂くことが多いです。40代という年齢が、ちょうど相続や離婚の問題が発生し易い年代であるが故でしょうか。

相続・遺産分割の事件で、とりわけ印象に残っている大きい事件といえば、遺言書をめぐる争いです。

相続人間で、遺言書の有効性をめぐって遺言無効確認訴訟が提起されて、長期間にわたり争うことがありました。この間、何件か依頼を受けて担当しましたが、いずれも遺産数億円を争う事件で、かつ、自筆の遺言書が遺されていました。

自筆の遺言書については、どうしても、その形式や被相続人の当時の能力をめぐって争いが生じる可能性が高いです。

なお、よく争いになる一般的なケースとしては、遺言書によって法定相続人以外の第三者に財産を譲り渡すとするもの、後妻と前妻との間の子供が法定相続人であるもの、財産の種類が複雑多岐にわたるもの等があげられます。

多少の手間や費用はかかりますが、争いが予想される事案においては、自筆ではなく公正証書による遺言書を作成されることを強くお薦め致します。