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所属弁護士の近況報告

所属弁護士の近況報告

弁護士:谷 文彰
Tani Fumiaki
▼10年目の年に
 気がつけば弁護士生活10年目。この間、多くの方からご相談・ご依頼を頂き、さまざまな方からご指導・ご鞭撻を頂き、たくさんのつながりもできました。とても幸せなことだと思います。この場を借りて御礼申し上げます。みなさまへの感謝の気持ちも込めて、これからも1つ1つ誠実に、全力でがんばりたいと思います。
 10年目に突入した弁護士生活のほとんどを費やしている建設アスベスト訴訟は、判決ごとに前進を続け、昨年秋の大阪高裁での関西訴訟ダブル判決はいずれも全面勝訴。京都訴訟の高裁判決では「全員救済」を勝ち取ることもできました。けれど、失われた命はもう戻りません。解決を見ることなく他界されたみなさんの無念に報いるため、さらに力を尽くします。
 私事では、長男は小学校に、双子は幼稚園の年少組に入ります。男の子3人ということもあって、家がいよいよ狭くなった気がします。ずいぶん前から考えてはいたのですが、いよいよ引越ししないとなー。あ、一番大事なことが最後になってしまいました。結婚生活も10周年。配偶者にも日頃の感謝を伝えます。

石川県の海にて

弁護士:大島 麻子
Ooshima Asako
▼男女共同参画めざして模索中
 昨年、京都弁護士会で男女共同参画を進めるためのプロジェクが立ち上がり、私もその一員として活動しています。男女共同参画は社会の大きな流れのようにみえて、昨年は財務省高官のセクハラ事件に続き、医大での女性受験者差別など、一体いつの時代?と言いたくなるような問題も発覚しています。実は司法業界でも、私が弁護士になる数年前、公然と行われてきた女性就職差別に対し、当事者らの運動によって問題視されるという出来事がありました。セクハラにしても差別にしても、波風立てず受け流すことが「大人の処世術」だと言われたりもしますが、それではいつまでたっても問題は解決しないと、いい大人になってあらためて感じているところです。
 プライベートでは、昨年いくつ目かの大台に乗りました。気がつけば半世紀も生きていました。どうりで、常識だと思っていたことが、若い世代に通じないはずです。先日は、「ライナスの毛布」と言ったら、怪訝な顔をされました。今はまだ世代ギャップに新鮮に驚いていますが、そのうちこれが日常になるのでしょう。

同僚と食事中

弁護士:寺本 憲治
Teramoto Kenji
▼フットワーク軽く
 弁護士9年目となり人の倍働くことを心がけていた結果、ありがたいことに、この頃は京都市内のみならず遠方の方からもご指名やご相談を受けることが多くなってきました。大阪が一番多いですが、京都府北部(宮津・峰山)や愛知県や東京の裁判所に行くこともありました。最近は定期的に長崎の裁判所に通っています。遠方に出張した際、時間がある場合は、ご当地の名所を巡り歴史を学ぶことにしています。写真は、長崎県の軍艦島(端島)です。荒波で上陸は出来ませんでしたが、炭鉱で栄えた昭和の名残が感じられて非常に趣き深かったです。
 仕事については、お陰様で元依頼者の方や他士業の方等から改めてご相談やご紹介を受けることが増え、忙しいながらも非常に充実した日々を過ごしています。交通事故、労働、相続、離婚等の一般民事事件に加えて、過労死やB型肝炎・C型肝炎等といった社会的な事件にも継続して取り組んでいます。
 全国の依頼者や相談者の方々の力になれるよう、フットワーク軽く各地を駆け巡り、今年も全力で仕事に邁進していきたいと思います。

長崎県の軍艦島(端島)

弁護士:浅野 則明
Asano Noriaki
▼京都弁護士会の会長としての1 年
 2018年度(2018.4.1~2019.3.31)の京都弁護士会の会長を務めております。京都は約770人の会員を擁する中規模単位会ですが、伝統的に会員一人ひとりの自覚が高く、委員会活動を中心とした会務活動が活発に行われています。弁護士の使命は、基本的人権の擁護と社会正義の実現であり、そのためには弁護士会として個々の弁護士の力を結集して困難な課題に対しても積極的に取り組んでいく必要があります。今年度は憲法に自衛隊を明記するという改憲案が浮上しましたが、弁護士会としては、憲法の基本原理である立憲主義と恒久平和主義の観点から、どのような問題点があるのかを具体的に市民に提示して、議論してもらうことにしました。また、市民へのリーガルサービスの拡充、弁護士業務の拡大、法テラスの民事法律扶助の拡充と活用、男女共同参画への取組、主権者教育を始めとした法教育への取組、死刑制度廃止に向けた取組と犯罪被害者の支援に向けた取組などたくさんの課題にチャレンジしてきました。まだまだ実現できていない半ばの課題も多いのですが、これからも果敢に取り組んでいきたいと思います。

弁護士会 役員披露宴

弁護士:高木 野衣
Takagi Noe
▼久々の早寝早起き生活
 娘が生まれて、早1年が経とうとしています。娘の誕生に接し、皆様からは温かいお言葉をたくさん頂きました。ありがとうございました。
 娘が生まれるまでは、朝10時頃に出勤して裁判や打合せ等をこなし、事務所閉所後が書面作成の時間。日付が変わる頃に切り上げ、お酒を少々(?)嗜んでから眠る。そんな日々でした。しかし今は、朝6時に起きて8時に娘を保育園へ預け、18時には娘を保育園から連れ帰り、バタバタと娘の世話をして、22時までには一緒に眠るという生活に。お酒との距離が遠くなり、少し切ない気もしますが、そのおかげなのか、健康診断の数値はかつてないほど良好です。
 夜間や休日の打合せが可能かどうかは、配偶者の勤務次第となってしまい、ご不便をお掛けしておりますが、メールを活用する等、意思の疎通には、これまで以上に心を配り、紛争解決へ向けて力を尽くしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

いないいないばぁに夢中

弁護士:秋山 健司
Akiyama Kenji
▼若者とまた走り始める
 自由法曹団京都支部事務局長職を終えました。弁護士としての事件活動に勤しみつつ、憲法改悪と闘う取組、共謀罪の廃止を目指す取組等に奔走する2年間でした。この間、「どれだけ闘ってもアベ一強を崩せない。」という思いとの闘いでしたが、朝鮮半島の平和化の歩み、沖縄県知事選挙における玉城デニーさんの圧倒的勝利をきっかけに状況が良い方向に変化してきました。「この2年間の闘いは無駄では無かった。これからが正念場だ。」と思います。これからは一自由法曹団員として、仲間の団員弁護士や弁護士会とともに、「アベ政権から平和で民主的な日本を取り戻す」運動に邁進していきたいと思います。
 フィジカルな運動も精進しています。土日の早朝は、日頃のストレスを忘れ、すがすがしい空気の中を10キロ程ジョギングしています。事務所の仲間である森田弁護士のマラソンスピードには追いつけませんが、業務、運動面で輝かしく活動する彼の存在に励まされつつ、私も、頑張り続けていきたいと思います。

新進気鋭の森田弁護士とメイデイにて

弁護士:荒川 英幸
Arakawa Hideyuki
▼子ども達の将来に平和な社会の保障を
 事務所の近くの京都御所は、保育園・幼稚園・小学校の遠足やランチの親子連れで、多くの子ども達が訪れます。歓声を上げて遊ぶ姿や美味しそうにご飯を食べる姿を見る度に、平和の尊さを実感します。子ども達の将来に平和な社会を保障することは、私達の責務です。安倍政権の9条改憲への暴走は絶対に許されません。
 事件の面では、引き続き件数の多い交通事故などの損害賠償事件、高齢者の方の財産管理や遺言、相続、離婚、労働、ホームロイヤー(かかりつけ弁護士)契約を中心に、最近は地震や台風被害についての相談・依頼が寄せられています。残念ながら「災害列島化」している状況の中で、弁護士が力を発揮することが求められています。
 以前の依頼者の方からのご依頼も多く、いつでも気兼ねなくご相談いただきたいと思います。

弁護士:糸瀬 美保
Itose Miho
▼女性への入試差別に驚きと怒り
 先頃、約10年ぶりに故郷対馬に帰島しました。写真はその時のものです。満潮時には奥の二つの鳥居が海の中に立つ様子が美しいです。
 対馬の北部にある「日本最北西端の地」や絶滅寸前の「ツシマヤマネコ」を保護している野生動物保護センターにも行きました。九州の離島というと南国のリゾートを想像される方が多いようですが、対馬は、意外と緯度が高いのです。かつて大陸と陸続きであったことを示すユーラシア大陸との共通種など、日本では対馬にしか生息しない動植物が数多くあります。
 生まれ故郷で新たなパワーをもらい、日々の事件活動に励んでおります。
 国内外で大きな話題となった東京医科大学の入試差別問題。女子受験生は女性であるというだけで20点減点されるという差別を受けていたことが発覚しました。このような差別は、東京医科大学だけの問題に止まらないようです。医学部だけではなく、日本社会が多くの分野で女性を差別し、閉めだしている現状を打破するきっかけの一つになれば、との思いで8月に結成された「医学部入試における女性差別対策弁護団」に参加しています。

対馬 和多都美神社の鳥居前にて

弁護士:村山 晃
Murayama Akira
▼日々思うこと
 義母が96歳の誕生日を超えました。要介護5ですが、我が家のすぐ近くで単身生活をしています。
 毎年孫が生まれてきます。当然のことなのでしょうが、小さい子は、着実に成長していきます。その姿は見ていて楽しいものです。
 ただ、そんなある日、突然友人の訃報が伝えられてきます。また闘病生活を余儀なくされているという手紙が舞い込んできます。辛く悲しい瞬間ですが、同時に、自身の今後も頭をよぎります。
 同窓会が多くなるのが大きな特徴です。大学、司法修習、弁護士会のいろんな役員会、調停協会の役員会、いろんな弁護団、依頼者関係などなど、ともに一時期を過ごした仲間が集えるのは、楽しい限りです。
 健康のため車通勤をやめ、歩くことに努め、体重管理に気を配っていますが、お酒がやめられないのが、一番の問題のようです。しかし、お酒は重要な活力源でもあります。
 弁護士の仕事を通して、いろんな方々と新しいお付き合いを始め旧交を深め、日々新しい人生が歩めるのも、この仕事の大きな魅力です。
 これからもそんな毎日が送れるよう頑張りたいと思っています。

弁護士:大河原壽貴
Ookawara Toshitaka
▼自由法曹団京都支部事務局長に就任しました
 2018年10月より自由法曹団京都支部の事務局長に就任しました。2度目の再任です。前回就任した2008年は、まさに派遣切りの嵐が吹き荒れており、格差・貧困なくせの運動、雇用守れの運動が翌年の政権交代へとつながりました。それから10年が経ち、格差と貧困はさらに拡大し、今度は改憲の嵐が吹く中での事務局長就任となります。前回のような若々しさはありませんが、弁護士会の役員や候補者活動なども経験し、人とのつながりも大きく広がりました。この間の経験をいかし、若手弁護士の力を引き出せるような運営に努めて、改憲阻止、安倍政権退陣へと追い込んでいきたいと思います。
 二人の子どもたちはこの春からそれぞれ中3、中1となります。二男は小学校を卒業し、長男はこれから高校受験を目指します。親としては、それぞれが目指すところに向かって自ら努力する背中を見守るだけと心得て、子どもたちと接していきたいと思います。

京丹後にて倉林明子参議院議員と

弁護士:岩橋 多恵
Iwahashi Tae
▼憲法9条―YES、君は今のままでイイ
 安倍政権は、参議院選挙までに、憲法9条に「自衛隊を明記」する壊憲をしてしまおうと画策しています。私たち、一人一人が、憲法9条が規定された歴史的意味と果たしてきた役割を冷静に考え「発議させない」ための「憲法9条―YES」の声を上げていく必要がありますね。
 昨年は、関西でも立て続けに大型台風、地震と自然災害の脅威に遭遇し、地球はどうなるのだろうと思う今日この頃です。自然災害に対する備えや救済、復旧の対応さえ極めて不十分な政治。他方、人災は事前に防止できます。しかし、その人災につながる原発の再稼働を許していく今の政権はどう考えても異常です。これに追随する司法判断に対しても国民がおかしいという声を届けなければなりません。
 今年も引き続き、趣味のフラメンコで、ストレス発散しながら、成年後見、交通事故、残業代請求、離婚、遺産分割等依頼を受けている事件を、誠実に皆さんの納得のいく解決にもっていきたいと思います。ところで、昨今、台風や民泊問題から、不当な家屋の明け渡し請求の相談も増えているようです。家屋や土地の明け渡し請求があったら、まずは弁護士に気軽にご相談ください。

弁護士:森田 浩輔
Morita Kosuke
▼長く続けるために
 趣味で器械体操をしています。昨年、北九州で開催された社会人大会に体操仲間と出場してきました。大学の部活を引退してから、趣味としての体操は今年で8年目になります。自分でもこれほど長く続けるとは思っていませんでしたが、社会人大会で周りをみると、60代から70代の選手まで何人も出場しており、その方々が倒立や宙返りをする姿に驚かされます。
 ものごとを長く続けるためには、続けられる環境に身を置くことと、そのことにやりがいを感じられることが重要だと感じています。弁護士として2年目のスタートを切ったばかりの私ですが、昨年1年間を通じて、みなさまに支えられて成り立っている弁護士業に強いやりがいを感じました。
 労働、相続、離婚などの一般民事事件のほか、景観・環境問題や法教育など幅広く社会的な事件・活動に関わらせていただいております。体操と併行して、これから長く弁護士を続けることを目標にしつつ、1つ1つのご相談・ご依頼に誠実に向き合い、法的トラブル解決のため全力を尽くしたいと思います。

つり輪の十字懸垂をしています

弁護士:尾﨑 彰俊
Ozaki Akitoshi
▼運動不足解消を目指します。
 昨年、自由法曹団本部事務局次長に就任してから1年が経過しました。この1年間は、安倍政権が進める大軍拡について、資料を収集し、学習会・集会などで報告を行ってきました。「防衛費11兆円を目指す」、「日本版海兵隊と言われる水陸機動団の結成」など、憲法9条2項が謳う戦力不保持を死文化させる動きが強まっています。明文改憲と大軍拡の2つをSTOPさせるために、改憲阻止の運動を頑張っていきたいと思います。
 一方で、体を動かす方の「運動」不足に悩んでいます。2018年10月20日~22日まで、北九州市八幡にて、自由法曹団の総会が開催されました。集会の合間に、他の参加者と一緒に、ジョギングに出かけました。最初は、楽しく会話しながら走っていましたが、5分もしない内に、会話に参加する余裕が全く無くなりました。ここで歩いたら、「悔しい」と思い、20分ほど頑張りましたが、結局、途中で一人だけ歩いて帰り、体力不足を痛感しました。
 これまで、「京都第一」では、何度も運動不足解消のために頑張ると宣言してきましたが、今度こそ、「運動不足解消」を有言実行したいと思います。

事務所で行った署名活動

弁護士:飯田 昭
Iida Akira
▼今こそ都市法制の抜本的改革を
 取り組んでいる環境・まちづくり事件では亀岡のスタジアム建設問題(取消訴訟・住民訴訟)と北泉通の架橋・拡幅問題(住民訴訟・土地収用委員会)が大詰めを迎えています。
 2007年の新景観政策の実現は20年以上の住民運動が背景にありましたが、今、インバウンドを背景にしたホテル、ゲストハウス、民泊により、中心部では路地の地上げによる再開発など、居住の空洞化が進んでいるにもかかわらず京都市は積極的な対策をとろうとしません。
 全国的には今こそ都市計画・建築法制の抜本的改正が必要です。
 これは、世界的にみれば、別段新しい発想ではなく、ヨーロッパでは「計画なくして開発なし」が原則であり、我が国の「規制がなければ自由」、「建築自由の原則」は高度成長期・人口急増期の発想であり、人口急減期を迎え、限りある国土の土地利用については、大転換が必要なのです。
 私的には毎年書いているような気がしますが、1日1万歩・青汁・日帰り温泉・2歳になる孫娘と遊ぶことで、持続可能な活動を目指します。

亀岡駅北開発問題裁判報告集会

弁護士:森川 明
Morikawa Akira
▼齢を重ねるということ
 昨秋のある日、妻が、片方の目の視界の一部がかすんでいるとつぶやいた。その翌日、定期検査で総合病院に行くこととなっていたため、ついでに眼科でも受診したところ、即、翌日の大学病院での検査の予約となった。大学病院では、そのまま入院となり、翌日の手術となった。なんでも、網膜(?)の一部に出血があり、これが固まり視神経が機能を失うことになる前に、流出した血液を吸収するため緊急の処置が必要であったとの由。妻は幸いにも最先端の医療を受ける運に恵まれ、視力は維持された。代謝能力が活発な間は身体の各機能は正常に働いているが、齢を重ねるにしたがい、何時何が起こるか分からず、常にセンサーを張っておかなければならないことを痛感した。
 世界の政治では、アメリカ、ブラジル、フィリピンなど、フェイクで過激な物言いが勢力を増していっている。良心を体現していたメルケルは残念ながら失脚した。今、世界の心ある人々にとって、このような流れを変えることが大きな課題となっている。

弁護士:渡辺 輝人
Watanabe Teruhito
▼『残業代請求の理論と実務』を出版しました
 2018年12月に、残業代請求の本を出版しました。労基法37条に関する学説も総合的に検討し、ブラック企業問題の中心部分の一つである「固定残業代」についても理論的に詳しく考察しました。また、今までありそうでほとんどなかった残業代の計算方法の詳しい解説や、残業代計算ソフト「給与第一」や「きょうとソフト」の使用法など、日々の実務で必要な情報や、弁護士が労働者から相談を受けてから実際に請求するまでの流れなど、業務マニュアルにわたる部分についても言及しています。理論から実務までの総合書ですので、手にとって頂ければと思います。
 大飯原発差し止め訴訟も、佳境に入っています。この間の他地域の裁判所では、原発が過酷事故を起こす可能性があることを全く否定できないことを判決文に書きながら「社会通念」「政策」などと言を弄して司法の役割を放棄する判断がなされています。裁判官が勇気ある判断をできるよう、世論を盛り上げていきましょう。

弁護士:藤井 豊
Fujii Yutaka
▼保育のこと
 昨年10月の大山崎町の町長選挙では、公立保育所の民営化が大きな争点になっていましたが、民営化に反対する候補が現職を破って当選しました。私は町民ではありませんが、この間、保育問題に取り組んできたので、とてもうれしいニュースでした。民営化や運営事業者の交代は保育環境を大きく変えることになりますが、保育環境というのは子どもたちの生活環境そのものです。過去の裁判例では行政上の施策であることを重視して保護者の同意は必要ないとされていますが、子どもの生活環境を大きく変える民営化について保護者の同意が要らないというのは非常に疑問です。いま全国各地で保育所の民営化が進められており、手法としてもかなり乱暴なものが増えている印象です。無償化のために予算を使うなら、財政を理由とした拙速な民営化はせず、公立・民間を問わず子どもたちが安心できる保育環境の整備に使って欲しいと思います。
 写真はひらかたパークの「生き物になれる展」のインスタ映えスポットでの一枚です。

弁護士:奧村 一彦
Okumura Kazuhiko
▼私の推薦する3点
 昨年も移動時間中に本など読みました。
 ①直木孝次郎「私の法隆寺」。法隆寺とその周辺の地理と聖徳太子の事跡をひもときます。太子が注釈した『勝鬘経義疏』は太子の自筆だと言います。真実なら最古の作品です。梅原猛氏の法隆寺怨霊論を妄説とバッサリ切り捨てるのが痛快です。
 ②ニューヨークフィル・イン・平壌(DVD)。2008年ニューヨークフィルが平壌で演奏しました。そのドキュメント映画で、宿泊場所や音楽ホールの様子、インタビュ-があります。朝鮮のバイオリニストのレベルの高さに驚きました。英語版ですが、感動ものです。
 ③山田朗「日本の戦争:歴史認識と戦争責任」日本の中国大陸侵略がすべての原因となり、米国と戦争をすることになったことを新しい視点で解説します。目から鱗の歴史解説です。内容は是非手にとってお読み下さい。
 仕事も難しいレベルのものが多くなりました。次々と勉強しています。体力を維持し、これからも頑張ります。

大阪にて福澤諭吉と一緒に撮りました
「京都第一」2019年新春号