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若手弁護士奮闘記:福島現地調査 ~日本に原発は要らない!~

若手弁護士奮闘記:福島現地調査 ~日本に原発は要らない!~

弁護士 高橋 良太

2011年3月11日。東日本大震災が日本を襲った日から8年もの月日が流れました。私は、2019年3月17日、18日、被災地の現在の姿を見て、原発の問題についてさらに深く考えたい、そのような思いから福島県を訪れました。

現地でみる福島原発事故の爪あと

写真は、現在の福島県の「みるーる天神」という場所から見た楢葉町の状況です。8年もの長い月日が経った今も、福島原発の事故の爪痕がこんなにも残っています。私は、今回初めて震災後の福島に行きました。かつてここには、人も家も生活もあったのだと思うと、原発事故がいかに大きな爪痕を残したかということがわかります。写真の緑のシートで覆われているのは、除染により生じた土壌(除去土壌)等の仮置場です。8年経った今も除染作業がまだ続いています。

被災者の帰還状況~福島に帰れない~

例えば、楢葉町については、現在でも半数近くの住民が町に帰ってきていない状況です。楢葉町は、2015年9月5日に避難指示が解除されています。住民の中には、まだまだ復興したとはいえないという意見の方もいる一方で、ようやくここまで復興したのだと感じる住民もいらっしゃいます。双葉町や大熊町については、帰還困難区域に指定されている地域も多く、全く住民が帰ることができていない状況にあります。

スーパーや病院など町に欠かせないような施設が整っていない場所もあります。住民が帰ってくるということは、住民がそこで生活していくということです。生活するための条件を整えることが復興には必要だと感じました。

ふるさと奪う原発は要らない!

このような重大な原発事故が起きてもなお、日本では原子力発電所が稼働しています。原子力発電所が誕生してから、日本人は原発事故など起こらないと思っていたのではないでしょうか。そして、原発事故が起きてもなお、2回目の原発事故は起こらないと思っているのではないでしょうか。しかし、2回目の原発事故だっていつ起きたって不思議ではないのです。日本が原発のない国になるよう国民一人一人の声を国に届けなければならないと強く感じました。

「京都第一」2019年夏号