京都第一

所属弁護士の近況報告

[新人弁護士紹介] 労働者の権利を守りたくて志望。最善の解決策を導く弁護士になりたい

はじめまして。2023年1月に京都第一法律事務所に入所した尾?文紀です。岡山出身で地元の小中高を経て、岡山理科大学で化学を専攻。しかし、化学を学び続ける人生が想像できず、卒業後は市役所の労働組合で2年間臨時職員として働きました。団体交渉は深夜に及ぶことも。その様子を目の当たりにして、自分たちで権利を獲得する場に立ちあう臨場感に心を動かされました。

そこで2013年に司法試験に合格していた兄(尾?彰俊弁護士)に相談したところ、「労働者の権利を守りたいなら、弁護士を目指してみては」と。そうして、司法試験に向けて勉強を始めました。最初の6年間は兄の指導のもと家で、最後の2年は岡山大学法科大学院へ。2021年、36歳のとき8年間の刻苦勉励を経て、晴れて合格。4月に見た桜の美しかったこと! 「8年間、きれいな桜にも目が行かず、一心不乱に勉強をがんばっていた自分」にあらためて気づきました。

さて、どの弁護士事務所に入所するかは、かなり迷いました。調べるうちに「労働者の権利を守る案件に強いのが、京都第一法律事務所」とわかりました。京都に見学に来たときに、高木野衣弁護士から「また、見においでよ」と声をかけていただいたのは、決心の契機になりました。兄も在所しているので心強い限りです。

入所して半年。不当解雇や過労死の案件を担当して、このような事件でお困りの方のお力になりたいと決意を新たにしています。また、市民のみなさんとの安保三文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)や、ブラックバイトに関する学習会、さらには弁護士会の仕事も全力で取り組んでいます。

目指すのは、相談者にとって最善の解決方法を導けるような弁護士です。謙虚な気持ちを忘れずに、これからもがんばっていきます。どうぞよろしくお願いします。

2023年の、東寺のしだれ桜。桜は初心を思い出させてくれます。

「7分のドラマ」と今

かつて、牛丼の吉野家で、店員が客に丼を差し出してから黙々と食べ終えた客が席を空けるまでの光景を「7分のドラマ」と呼んだそうです(読売新聞オンライン)。しかし、近頃は、スマホを触りながら食べ、食べ終えても触り続けている姿が珍しくありません。先日は、東京の有名ラーメン店が「満席時」や「他のお客さんに迷惑がかかる場合」に食事中のスマホ禁止に踏み切ったことについて、賛否の声が上がっていました(FNNプライムオンライン)。食事をどう考えるのかが1人1人に問われる時代なのだと思います。

業務の面では、件数の多い交通事故事件に加え、不動産、建築、相続・遺言、任意後見契約などの御依頼、御相談が増えており、頑張っていきたいと思います。

夕暮れの宝ヶ池公園にて(幼稚園児撮影)。

ランニング始めます

毎年体重が微増しています。緩やかな増加は危機感が煽られることがなく、じわじわと増えてきてしまいました。これではいかん!とジムに通い始めてみたものの、エクササイズプログラムに参加する形のジムで、時間がなかなか合わず、数回で断念。どうしたものかと悩みましたが、気持ちの良い季節にもなってきたので、事務所内で流行っているランニングを始めようと思い、ランニングシューズを購入しました!購入してから、はや数週間。まだ一度も履いてない新品状態です。なかなか新しい取り組みを習慣付けることは難しいですが、健康な身体で業務を続けられるよう、ランニングが趣味になりましたと報告する日が来ることを目指して頑張ります。元陸上部の名にかけて!

走ったら気持ち良さそうな哲学の道 ※私の実際のランニングコースではありません

なおも、田舎を感じつつ、頑張ります

下の写真で私が持っているのは、4月が旬の「イタドリ」です。毎年この時期、近くの山裾に入り、手頃なものを5~6本持ち帰り、塩漬けにして、酒のさかなにしています。また、背後の2階のテラスに巻き付いているのは、田舎(土佐)の山に自生していた「マルアケビ」の葛です。家の庭に移植した年の暮れ、庭木屋さんに根元から切り落とされましたが、数年後、芽を出し、育ちました。春にたくさんの小さく白い花を咲かせますが、昆虫類が南国と違うのでしょうか、実は少なめです。

この間、生活保護費減額取消訴訟と、年金額減額違憲訴訟とで、裁判所の姿勢が大きく異なると感じています。裁判所の国を忖度する傾向が後者の訴訟では特に強いです。改めて、運動の重要性を痛感しています。

「マルアケビ」は家の2階のテラスにまで伸びるほど元気。

満開の桜の下で入学式……ではない?

ピカピカのランドセルを背負って緊張する小さい子どもを中心に、満開の桜の下で笑顔の家族写真-見慣れた春の光景ですが、あれ?でもまだ3月…。桜の開花が早まっている影響なのか、入学式前に「前撮り」をしている方を見かけました。私が小さい頃は桜と言えば入学式でしたが、確かに最近はむしろ卒業式の方が近くなっています。温暖化問題は喫緊の課題ですが、やはり一人一人ができることを少しずつでも実践していくことが大事なよう。私も日々意識をもって過ごしたいです。

おかげさまで相変わらず忙しいながらも充実した日々を過ごしております。高齢者・障害者の問題のみならず労働、交通事故、相続、DVなど多様なご相談・ご依頼を頂けることに喜びながら、一つ一つ誠実に取り組んでいきます。

子どもたちは、いきものが大好き!

コロナ禍の中、少し立ち止まって考えた

コロナ禍もまだ予断を許さない状況。それでも、コロナを忘れたかのような京都のオーバートゥーリズムの状況に、市政は、何を学んだのかと疑問に思います。

他方、コロナの間、私は、少し立ち止まって数々の読書で思考を深めることができたことは、不幸中の幸いでしょうか。特に印象に残った本は、「何が記者を殺すのか」「教育と愛国」(斉加尚代著)。メディアの真の役割を常に肝に銘じ、権力の監視役として果敢に立ち向かう記者の存在を知り、心強く思うと同時に、日本の教育、メディアの状況を再認識しました。

仕事については「特別縁故者事件」で不動産取得を認めさせました。引き続き頑張ります。


ランニングを続けています

昨年1月から始めたランニングを続けています。先日、事務所の所員と二条城周辺を走り、5000m、22分を切れました。いずれは、20分を切りたいです。

ランニングだけでは物足りなくなり、年始めから、ジムに通い始めました。ジムには、フィットネスマシーンだけでなく、ヨガスタジオもあります。試しに参加してみると、40分ほどですが、体がとてもすっきりし、熟睡でき、翌日の目覚めもとても良いです。今後も運動不足にならないよう、ランニングだけでなく、ヨガも続けて、いずれは、ハーフマラソンやフルマラソンに挑戦したいと思います。

二条城周辺のランニング前。

聖地巡礼してきました

50歳を前にして始めたゴルフにはまっていつのまにか5年になります。2019年に女子ゴルフ世界メジャー大会の一つ全英女子オープンで衝撃的な優勝を果たした渋野日向子さんは、私が大学時代を過ごした岡山出身ということもあり、いつも応援しています。

先日、大学を卒業して以来30年振りに岡山の湯郷温泉に旅行してきました。近くのゴルフ練習場に立ち寄ったところ、渋野日向子さんが高校時代に練習に通われていたとのことで、ご本人のサインがされた優勝記念の等身大のパネルと記念撮影してきました(権利関係の制限がありそうなので自主規制)。

京都第一法律事務所後援会ゴルフ同好会コンペにて、聖地巡礼の効果を発揮できますように(祈)。

ボールを打ち込む練習場の池を背景に細田弁護士とともに。

新たな挑戦(弁護士会の副会長へ)

本年4月、京都弁護士会の副会長に就任しました(任期1年)。会長を補佐しつつ、弁護士会の人事や組織のマネジメントを主に担当しています。通常の弁護士業務と異なる点も多く大変な思いをすることもありますが、この新たな挑戦がきっと自分の弁護士としての器を大きくしてくれると信じて日々頑張っています。

通常の弁護士業務としては、最近は特に相続・遺産分割や離婚事件のご紹介を受けることがかなり増えてきて、家庭裁判所によく通っています。薬害C型肝炎・B型肝炎等の社会的な事件にも継続して取り組んでいます。

依頼者や相談者の方々のお力になれるよう、今年の夏も全力で仕事に邁進していきたいと思います。

副会長当選 京都弁護士会での記者会見。

持続可能性を求めて

健康の維持という点では青汁・日帰り温泉・1万歩きなのですが、大雨と猛暑が阻害要因になると、自宅のジョーバで歩数を稼ぐことになります。

今、原発の廃止をはじめ、あらゆる場面で持続可能性を追求していくことが求められていると思います。長年取り組んできたまちづくり・環境・景観の場面では、北陸新幹線の京都縦断計画の中止、高さ規制の緩和や特例許可による仁和寺前と相国寺北側の高級ホテルの中止が重要な場面を迎えています。

さて、最近の映画のおすすめベスト3は、「エンパイアオブライト」、「トリとロキタ」、「午前4時にパリの夜は明ける」でした。

今年の祇園祭は2019年以来の本来の形に戻ります。大船鉾(7月24日。後祭)の巡行に参加しています。

保育を考える全国弁護士ネットワークのこと

今年3月末で子どもは保育園を卒園しましたが、保育を考える全国弁護士ネットワークというグループを作り、活動しています。昨年から報道が相次ぐ、保育園内での虐待や不適切保育の相談を受け付けています。保育園は、保護者にとっては安心して子どもを預けられ、保育士にとっても安心して働き続けられる場所でなければなりませんが、保育園での虐待や不適切保育はそのどちらもを壊してしまいます。お困りの方がおられましたら【hoiku.bengoshi@gmail.com】までご連絡ください。全国から受け付けています。初回の相談は無料です。

小学校ではPTA会長が3年目になりました。保護者向けに子どもの権利の学習会を開くなどしています。規約の改正など弁護士業務も活かせています。

ツイッターでいろいろと発信してます。

テクノロジーは人のために

まだまだ油断はできませんが、コロナ禍も一段落しつつあるように見えます。コロナ禍によって普及したオンライン会議やリモートワークの仕組みは、私たちの仕事のやり方にもずいぶんと変化を与えており、それはコロナ禍が終わったあとも元に戻るということにはならなさそうです。遠方の方や外出が困難な方に、わざわざ事務所まで出てきていただかなくても、簡単な打合せであればご自宅からオンラインで行うことが可能になりました。分厚い書類を持ち歩かなくても出張先から仕事ができたり、時には気分を変えて事務所を出て仕事ができたりします。新しいテクノロジーの有効さを活かしつつ、人と人とのつながりも大切にしながら、皆様の権利擁護の仕事にさらに頑張りたいと思います。

伊根湾を望む道の駅から簡単な仕事をこなしています。

『扉をひらく』を出版しました

私のこれまでの取り組みや課題諸々を、一冊の本にしました。『扉をひらく』と題をつけました。

人々の権利を守ることを旨として弁護士人生を送ってきたつもりで、そのために勝つことにこだわってきました。当初は、いろんな思いを込めた題にしましたが、「長すぎる」と言われ、修飾語を全部取りました。ご一読ください。

弁護士になったころに自身で描いた50年後の社会、それなりに前に進めてこられたと思っています。とんでもないところに行かせなかったことは確かです。

ぼちぼち「穏やか」を旨とする人生を、とも思いますが、日々生起する事象を眼前にすると、思わず体が動いてしまいます。まあ、その間は、元気なのでしょう。


引っ越しました!

やんちゃ盛りの2歳男児と、そろそろ1人部屋が欲しい5歳女児の要求を満たすには、2DK40㎡では無理!ということで、10年前に京都へ来て4回目の引越しです。

市内で新しく建つのはホテルばかりで、家族向け賃貸物件が少なく、賃料も高額です。とはいえ、不動産価格は高騰しており買う気になりません。保育園への補助金は大幅カット、公園など子どもの遊び場も少なく小さい。学童は基本的に学校外にあるし、中学校給食も小中一貫校以外は弁当か冷たい配送弁当の選択方式。京都市で子育ては大変です。デベロッパーや観光客ばかり見ていないで、全ての人が暮らしやすい京都市にするべく、頑張って声を上げ続けたいですね。

子どもの遊ぶ部屋はマット必須ですよね。

教授の思いと共に、今

「教授」こと坂本龍一氏が亡くなった。YMO時代の教授は「ローリングストーンズはどっぺた」「ビートルズ好きという若い人はビートルズの名声に憑りつかれているだけ」「音楽には思想がない」と辛辣な言葉を発しておられた。しかし、911や311を経て反戦や反原発、反環境破壊の意思を音と言葉で示し続けられた。「妻子を捨ててイマジンを歌う」という天使と悪魔の申し子ジョン・レノン氏、分人主義の平野啓一郎氏を思い出した。自分も「嘘臭い」という心の声と向き合いつつ、安保3文書・原発再稼働問題が渦巻く今、自分のバンドでローリングストーンズの“Highwire”“Sweet Neo Con”を歌いながら、平和活動にも取り組み続けようと思っている。

バンド「タンバリングダイセズ」でストーンズ熱唱中!

アキレス腱が復活してきました

昨年9月に負傷した左アキレス腱ですが、おかげさまで順調に快復に向かっています。まだ元通りとまではいかないですが、ランニングや自転車のトレーニングも徐々に強度を上げて取り組めるようになってきました。先日は、北陸新幹線問題にも関わる危険な盛土の現地視察として、京都市北区の杉阪という山間地域に自転車で行ってきました。途中、京見峠という峠を越えなければならず、峠のヒルクライムは怪我以来初でしたが、怪我を気にすることなく越えることができました。さすがに以前に比べると、心肺機能や脚力の衰えを感じざるを得ませんでしたが、そのキツさもまた心地よく、リハビリやトレーニングで以前の肉体に戻していくモチベーションにつながりました。

京見峠にて。

労働基準法の研究

残業代というと、一日8時間を超える労働には割増率125%の賃金を貰えるルールは市民的にも行き渡っていますが、「何の125%なのか」という1時間当たりの単価のことになると途端に分からなくなります。でももっと問題なのは、単価の125%の割増賃金、というルールを労基法37条の文言からは必ずしも読み取れないミステリアスさです。

昨年から労基法の立法資料を研究し、法制定の途中で単価を示す言葉が条文からなくなってしまったこと、日曜日の労働についての特別な割増賃金制度が法制定後にお蔵入りしたことなど、従来知られていない事実を突き止めました。近く論文で発表します。制定から76年経って新たな発見がある労基法に益々味わいを感じる今日この頃です。

南紀白浜に行きました。地層が美しい!

日弁連クオータ女性理事に就任しました

2023年4月より、日弁連のクオータ女性理事に就任しました。日弁連では、男女共同参画を進めるため、2021年度よりクオータ制を採用して4名の女性枠を設けました。その結果、今年度は75名中19名、割合にして25%の女性が理事に就任しています。弁護士全体の女性割合が20%に満たない中、クオータ制の意義は大きいです。

また、理事の多くは各都道府県の弁護士会会長との兼務なのですが、クオータ理事には会の代表とは違う視点で意思決定の場に参加する意義もあります。例えば、4月の理事会ではハラスメント防止に関する議題があり、自身の経験に照らして意見を述べてきました。任期は1年、健康に留意しながらがんばりたいと思います。

日弁連理事会が開催される会議室。

退所のごあいさつ

このたび京都第一法律事務所を退所し、友人の脇田喜智夫弁護士の御所南法律事務所に移籍することにしました。

京都第一法律事務所では、皆様から依頼を受けた様々な分野の事件から多くのことを学ばせてもらったと同時にお役にたてたのではないかと自負しています。

これからは、70歳を目の前にして、気力体力を維持して業務を継続するとともに、少しのゆとり時間で読書や研究を愉しもうと考えております。ありがとうございました。

今後の連絡先は、
京都市中京区烏丸通竹屋町上る大倉町215番地
クリスタープラザエム4階
御所南法律事務所 TEL075-253-0777 です。
弁護士 奥村 一彦