京都第一

所属弁護士20名の近況報告

入所ご挨拶 心躍る新たなスタート

初めまして。2020 年4月より入所いたしました細田梨恵と申します。歴史深い事務所へ入所させていただき、身が引き締まる思いであると共に、新たな経験の場が増えることに胸を膨らませております。私は、こちらへ入所する以前は兵庫県丹波市にて勤務をしておりました。丹波市は、徐々に弁護士が増えつつありますが、まだまだ多いとは言えない地域であり、広く様々な分野の事件を担当させていただきました。そこで得た経験を生かしつつ、新たな知識や経験を得ながら、少しでも依頼者の皆様の手助けとなれるよう日々邁進して参ろうと思っております。何卒宜しくお願いいたします。

京都に住んだのは初めてで、転居を楽しみにしておりましたが、引っ越し早々コロナウイルスの影響で、外出が難しい状況でした。最近外出する機会も増え、街中を歩くと、多くのビルが立ち並ぶ中に、突然かの有名な本能寺が目に飛び込んできたりと、とても刺激溢れる散歩を楽しんでおります。絵になる風景も多く、カメラの腕があれば写真を撮って回りたいですが、あまりセンスがないので、心のシャッターを切ることにしております。休日には身近な京都の街中に歴史を感じる旅に出てみようと思います。


15 年の区切り

2005年10月に弁護士登録してから15年が経ちました。2019年度は弁護士会の副会長に就任し、形ばかりでも、初めて組織の中で他の人の上で仕事をするという経験をさせていただきました。15年の仕事の区切りに、この経験を生かしていきたいと思います。

事務所の中でもいつの間にか中堅の世代になっています。日々の事件処理も、自分一人だけでやるもののみならず、複数で弁護団を組んで、私があれこれと方針を考える側になることが多くなってきました。自分に求められる役割が変わってきていることに自覚的でありたいな、と思う、今日この頃です。

自転車で琵琶湖を一周してきました

ガジュマルのように

コロナ感染で世界中が不安に見舞われ、経済が打撃を受けています。一日も早い終息を願うばかりです。皆様もご健康には十分注意してお過ごし下さい。

私自身はコロナを怖れながらも元気いっぱい活動しております。早朝のジョギングは定着し、私の趣味の語学と読書が復活しつつあります。もちろん業務にも新たな活力が湧いて来ます。皆様のお役に立てることを嬉しく思います。

最近、沖縄のシンボル的な樹木であるガジュマルの鉢をたくさんもらいました。濃い緑色の葉の光沢は健康や力強さを感じさせます。次々と幼い葉が生まれます。庭があの沖縄の巨大ガジュマルで覆い尽くされたらどうしようなどとゾクゾクします。この木のように逞しくなりたいです。


事務所とジムを往復しています

2020年6月、思うところあり、ジムに入会しました。

器械体操をしている私は、基本的に体操の練習の中で身体を鍛えるので、ジムに入会することはこれまでありませんでした。ところが、コロナ禍で体操の練習場所が閉鎖され、身体を鍛える場所を求めた先がジムでした。

実際に通ってみると、マッチョばかりのイメージとは違い、老若男女が健康維持やダイエットなど、それぞれの目的に応じて、己の肉体と精神の研鑽に励む素晴らしい場所でした。ジムにいる間は、身体を鍛えることにだけ集中できるので、頭もリフレッシュされます。また最近、初めてできたジム仲間が、箱根駅伝を目指していた山梨学院大卒の青年という驚きの出会いもありました。

入会したジムにて

変わったことと言えば

もともと、全国どこにいても、リモートで仕事できるようにしておりますので、今回のコロナ対策による影響は最小限にとどまっております。

変わったことと言えば、ここ数ヶ月は、映画を見る頻度が高くなったことです(週数本)。おすすめを5本あげるとしたら、「マルモイ」(韓国)、「バルーン」(ドイツ)、「赤い闇~スターリンの冷たい大地で」(イギリス)、「海辺の映画館~キネマの玉手箱」、「ドキュメンタリー沖縄戦」、です。

まちづくりの取り組みでは、新選組壬生屯所(旧前川邸)横のマンション問題で、周辺住民500名あまりが、京都市開発審査会に開発許可の取消を求めた審査請求を行いました。この問題の背景は、2007年の新景観政策では、中心市街地の内部地域が15メートルに抑制されたにもかかわらず、壬生地域は20メートル規制のままで、景観規制も不十分であったことにあります。


趣味あれこれ

およそ8年振りに再開した日舞のお稽古や楽しみにしていた音楽ライブ、美術展は軒並み新型コロナウィルスの流行により中止や延期となってしまいました。始めたばかりのゴルフや魚釣り、ロードバイクなどもコロナの影響やこの夏の酷暑に阻まれ…

そこで屋内で1人でもできることはないものかと、長い間棚上げになっていた自作カーテンを仕上げました。ミシンに向かっているうちに俄然創作意欲が沸いてきましたが、これまでもいろんな趣味に手を出しては挫折を繰り返しているような気がします。写真は高校1年生の時に初めて描いた油絵です。卒業後一度も手をつけていない油絵道具をいい加減断捨離せねば、と思いつつ、またしまい込んでしまいました。


いのちと健康を守る闘い、 必ず勝利を。

コロナの脅威と闘ってきた1年でしたが、今、私が取り組んでいる事件に、建設アスベスト事件があります。アスベストが建築用資材に使われ、それを扱った多くの建築労働者が、アスベスト粉じんを吸い込んで肺がんなど重篤な病に侵されてきました。製品化して利潤を生んだ企業や、使用することに歯止めをかけなかった国の責任を問う裁判が闘われています。2021年は、いよいよこの事件の最高裁判決があります。京都地裁・大阪高裁と、国と企業に勝ってきただけに、何としても勝ち抜いて、被害回復に道を開きたいと思っています。

いのちと健康を守る闘い、それはそれを脅かすものに責任をしっかりと取らせる闘いだと思っています。何よりもいのちと健康を大切にする国にするために。


いまを大切に生きること

新型コロナウイルスの感染拡大の中で、これまでの日常生活の大切さを感じると同時に、こうした危機に対しては非常に脆弱な社会であったことを感じさせられました。

経済成長最優先で、経済的な合理化、効率化を追求し続けることによって、余裕を失ってきた社会の弱さが露呈したといえます。緊急時に医療崩壊するような医療の在り方では本当の安心は得られません。

同時に、在宅時間が長くなり子どもといる時間が増えたことで、自身のこれまでの生活を振り返る機会を得たり、子どもの姿もよく見えるようになったと感じます。

新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願いつつ、同時に、いまを大切に生きられる社会へ転換する契機になればと願います。


202030はどこへ?

2020年に指導的地位に女性が占める割合を30%程度とするとの政府目標「202030」は、達成ならずでした。弁護士の女性割合も20%以下です。司法は少数者の人権保障の最後の砦と言われていますが、男女比が不平等では女性の人権は守れないと痛感しています。今後は事件活動だけでなく、弁護士会などの公益的な活動にも力を入れたいと思っています。

政府の動きは鈍くとも、職場で女性がヒールやパンプスを履くことを強制することへの抗議運動(#KuToo)への連帯が広がるなど、社会は確実に変わっています。私も、ウィルス感染予防のためバス通勤を控えて歩くようにしたのを機に、靴を履き替えました。足取りが軽いと心も軽くなり、前向きになれます。

通勤時に愛用のスニーカー

小さな生態系

家族が知人から田んぼの土をもらってメダカビオトープを作りました。土にはタニシも入っていたので、蓮や水草との小さな生態系ができています。素焼きの水みず甕がめは炎天下でも水が冷たいですし、水中の茎からは盛んに泡がでており酸欠にもなりません。ホテイアオイの優美な花を初めて見ることもできました。身近な癒しです。

事件の面では、交通事故などの損害賠償事件、高齢者の方の財産管理や遺言、相続、離婚、建築、不動産、ホームロイヤー(かかりつけ弁護士)契約を中心に、最近ではコロナ関連の事件も受任しています。以前の依頼者や相談者の方からのご依頼も多く、いつでも気兼ねなくご相談いただきたいと思います。


「新しい生活様式」の中で

コロナ禍のもと、テレワークとビデオ会議の普及が一気に進みました。私もいち早く対応して、依頼者の皆様がご自宅にいながらでも打合せができる体制を整え、実際に依頼者のご自宅とビデオ会議をつないでの打合せも数多く行いました。今後も、感染の状況に応じ、また、依頼者の皆様のご希望に沿えるかたちでの対応に努めていきたいと思います。

また2020年は、子ども達の学校の夏休みが短縮されたこともあり、山形の実家への帰省もなく、年中、京都で過ごすこととなりました。数少ない外出として、亀岡にできた新しいスタジアムにも行きました。定員を5000人に抑えての開催でした。客席がピッチに近く、声を出しての応援もなかったため、選手とベンチの声がよく聞こえる臨場感のある試合でした。


はやく、きちんと

ようやく引っ越すことができ、少しだけ家が広くなりました。でもわが子たちはどんどん大きくなり…階下やお隣さんからいつクレームが入るかと親としてはビクビクしています。男の子三人、なにか静かにさせるいい方法ありませんか??

建設アスベスト訴訟ではついに最高裁判決。でも提訴から10年以上かかってしまい、その間に多くの方が亡くなられたことが残念でなりません。はやく、きちんと権利を実現することの大切さを痛感しています。

以前にご相談やご依頼を頂いた方からもお声がけを頂いておりますが、同じように、はやく、きちんと解決できるよう頑張りたいと思います。


YouTube の動画を作成しました

コロナウイルスの影響により、多くの労働相談が寄せられています。多くの方に法律知識を知っていただけるよう、日本共産党京都府会議員団と協力して、コロナを理由に解雇された場合の対処法について動画を作成し、YouTubeにアップするなどの活動を行っています。

友達に誘われて、ダーツをやってみました。当初は、狙った場所にうまく投げることが出来ませんでしたが、友達(ダーツがとてもうまい)がアドバイスをしてくれ、そのアドバイスをもとに何度か投げると、ブル(ダーツの真ん中で50点)に入りました。また、挑戦したいと思いましたが、緊急事態宣言が出される等、コロナウイルスが広がったため、挑戦するのは控えています。


ガンジーとアンジーを 思う今日この頃

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない」とはガンジーの言葉。

安倍政権が検察人事を私物化する「検察庁法改定」案を国会に押しつけた時、怒りに燃えて、京都弁護士会会長声明の実現に向けての取り組み、弁護士署名集め、議員要請、街宣活動等に奔走しました。結果、同改定案は廃案となりました。

「あなたが欲する結果は常に出るとは限りません。でも頑張っていると、時には出ます。」とはローリングストーンズの言葉。

頑張ることは重要だと思いました。コロナ禍で私のバンド「スッテンコローリングストーンズ」の出番がありません。「いつかきっと」と、家で「アンジー♪」と歌い、練習に励む今日この頃です。

熊本のローリングストーンズ「ザ・ヒート」のミック菊川さんと

希望を胸に前進を

安倍政権による憲法9条の勝手な解釈変更、戦争法強行に対する批判、♯検察庁法改正案に抗議します♯の大きな声や桜疑惑、コロナ対策の無策の中で、安倍首相退陣に追い込むことができました。しかし、引き続き、自公政権を糺ただし、維新などのより右派の本質を見極め、台頭を許さない、取り組みが必要ですね。

私は、コロナ禍の下、少しでも前向きに生活できたらと、仕事では、Web会議などに挑戦し、趣味のフラメンコの歌のオンラインレッスンなど希望を胸に新しいことにも挑戦し始めました。

私たちの事務所は、困難なコロナ禍でも平常心を忘れず、多くの弁護士の知恵と力で、皆さんの依頼を受けた仕事を解決できるよう団結して頑張っています。


夜泣きも終わり、ぐっすり眠りたい

もうすぐ3歳になる娘。0歳3ヶ月から保育園に預け、通い始めの頃はしばしば発熱で保育園の先生からお迎え要請がありましたが、最近は絶好調。お呼び出しの電話がかかってくることは滅多にありません。

私も身体は強い方で、体調を崩すことはほとんどないのですが、最近の悩みは、朝目覚めると背中が痛いこと。マットレスが合ってないのかなと思うのですが、店頭でちょっと横になってみただけでは分かりませんよね。

1日の3分の1を占める睡眠時間。翌日の仕事のパフォーマンスに影響するので、快適に過ごしたいです。自分に合ったマットレスを見つけるには、どうしたら良いのでしょう。アドバイスをお待ちしております。

肩車ブームで実は首も痛い・・・

ご褒美には甘いもの、 そして自宅の風景

仕事でいいことがあったときには自分にご褒美として甘いものを買っています。写真を撮ったこの日は、ハーゲンダッツのアイスクリームがご褒美です。コロナで外出があまりできない中で、家の中での楽しみはとても大事ですね。

一方で、自分の体重も気になる今日この頃ですので、日々葛藤だらけです。

コロナの情勢もあるので、この日の写真は自宅内での写真です。

自宅にはぬいぐるみがたくさんあり、とても癒されます(写真はジンベエザメのぬいぐるみ)。

ちょっと聞いた話では、男女問わずぬいぐるみには癒される心理的効果があるそうなので、みなさん周りに置いてみては?


日々全力で

最近、犬を飼い始めました(黒色の豆柴)。生き物ですので、どんなに忙しくても毎日散歩に行く、排泄の処理をする等大変なこともありますが、とても可愛くて日々癒やされています。

仕事については、お陰様で、元依頼者の方、他士業・異業種の方、中学・高校・大学の同級生、同世代の友人等様々な方から改めてご相談やご紹介を受けることが増え、忙しいながらも充実した日々を過ごしています。

交通事故、相続、労働、後見、離婚等といった一般民事事件に加え、過労死や薬害C型肝炎・B型肝炎等の社会的な事件にも継続して取り組んでいます。

依頼者や相談者の方々の力になれるよう、日々、全力で仕事に邁進していきたいと思います。

愛犬の「うた」です

禍を超え大きな変革を求めよう

2020年夏の帰省は、コロナ禍の中、例年とは違うものとなりました。小さな漁村で、都会から小集団で帰ったことを大っぴらにすることは憚られ、子や孫たちは隣り町の海中公園内の旅館に留め、私と妻のみ、静かに、関係の墓をお参りし、省くことのできない家でお線香をあげてきました。盆踊りは中止となり、それでなくとも過疎の村が、とてもひっそりと耐えているようでした。市内で感染者は未だ出ておらず、地域の人々は、やはり県外車の走行を気にしていました。誰かが感染すれば、たちまちに地域の医療は崩壊するため、当然のことでしょう。

コロナは、津々浦々の人々の生活までを一変させました。この禍を機に、経済効率一辺倒ではなく、生命と健康、地域経済を大切にする方向に大転換したいものです。以上の事情で、写真は2019年夏のものです。


やはり相手の顔を直に見て話がしたい

世間では今、「テレワーク」だとか、「ズーム会議」だとかがやたら流行っているようです。確かに、それは便利な側面もあると思います。しかし、会議にしても、相談や打ち合わせにしても、やはり相手の顔を直に見ながら話すことがかえってより重要に思えるようになりました。仕事を合理的に行いながらも、肝心なところはきちんとつかみ取ることが大切なことではないでしょうか。

さて、この2年間止まっていた百名山ですが、今夏に苗場山(2145m・新潟)と月山(1984m・山形)に登ってきました。これで97座になり、残すところ、草津白根山、富士山、笠ヶ岳の3座になりました。この中で最も簡単と思っていた草津白根山は、現在噴火警戒レベル2で湯釜火口1㎞以内が入山規制を受けていることから登山ができません。警戒レベル1になるまで気長に待つしかありません。

月山山頂にて