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LGBTを知っていますか?

LGBTを知っていますか?

弁護士 糸瀬 美保

【1】 LGBT エルジービーティー とは

同性愛者{L(レズビアン)、G(ゲイ)}、両性愛者{B(バイセクシュアル)}、割り当てられた性と心の性が一致しない人{T(トランスジェンダー)}の頭文字をとって、性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)を総称する言葉です。

【2】 SOGI ソジ について

性自認(自分の性別をどのように考えるかという認識)や、性的「指向」(性的に魅かれる対象の性別が何か)は、人によって様々です。更には、どの性別にも恋愛感情や性的魅力を感じない、自分がどの性別なのか判然としない、という人もいます。

人は誰しも性的指向(SexualOrientation)と性自認(GenderIdentity)を有していて、性的少数者とそれ以外の者とでは性的指向や性自認が異なるに過ぎないことを示す言葉ですが、まだ広く使われてはいません。

【3】クラスに2人から3人

日本国内で行われた調査結果では5~7%の人が、性別に違和感がある、同性に対して愛情を感じる、といった回答をしています。実に、生徒数40名の1クラスでいうと、2人から3人はLGBTであるということになります。

LGBTは、これまでも存在していましたが、社会における差別や偏見、国や時代によっては刑罰の対象とまでされてきた中で、その存在が隠され、見えなかったに過ぎません。

【4】

LGBTという言葉の広がりとともに、ようやく認知されはじめてはいますが、未だに差別や偏見、社会の無理解に曝されています。また、戸籍の性別の記載の変更が容易には認められないこと、トイレや更衣室といった施設利用の問題、同性婚が認められていないこと、といった、異性愛と身体的性差に違和感がない人を前提にした社会や法律制度による不利益や精神的苦痛を受けています。

実は、「LGBTはどこにでもいる当たり前の存在」であることを改めて認識し、社会の在り方を見直す必要があるのです。

ウィーン(オーストリアの首都)の同性カップルを表す信号機
「まきえや」2018年秋号