活動紹介

建設アスベスト被害について京都初の和解が国との間で成立!

1 勝ち取った最高裁判決を踏まえた和解の成立

2021年9月27日,関西建設アスベスト京都二陣訴訟において,一部の原告と国との間で和解が成立しました。これは,私たちが最高裁判決を勝ち取って国との間で締結した「基本合意書」(詳しくは厚労省のホームページ〔https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18711.html〕をご参照下さい。当事務所の村山晃が原告側代表の一人として署名捺印をしています。)に基づくものです。

今回和解が成立したのは二陣訴訟のうち原告13名(被害者数では9名)ですが,残りの方についても条件が整い次第,順次和解が成立していく見込みです。

2 ほかの方も国から最大1300万円を受け取れる可能性があります

「基本合意書」の締結後,国は,和解の条件を満たしているかどうかを確認する程度で実体的な争いをしなくなりました。大きな成果だと思います。

裁判になっていない多くの被害者の方についても,同じように,条件さえ満たせば国から最大1300万円のお金を受け取ることができます。

3 引き続き建材メーカーの責任を追及します

国との間で和解が成立しましたが,裁判はまだまだ終わりません。最高裁判決で負けたにもかかわらず争いを続ける建材メーカーにもきちんと責任を取らせる必要があります。

裁判になっていない多くのほかの方も,国からだけではなく建材メーカーからも賠償金を受け取れる可能性があります。建設アスベスト訴訟に10年以上携わり続けてきた私たち弁護団は,建材メーカーに対する手続きも担当することができます。

4 建設現場で働いていた方はご相談ください

私たちの事務所はこれからもがんばり続けます。すでに多くの方からのご相談が寄せられていますが,かつて建設現場で働いていた方,肺がん・中皮腫などで苦しんでおられる方,どうぞご相談をください。労災申請の手続きからお手伝いいたします。