活動紹介

関西建設アスベスト京都2陣訴訟で建材メーカーとの集団和解が成立

1 集団和解の成立

 4月8日,大阪高等裁判所において,関西建設アスベスト京都2陣訴訟の集団和解が成立しました。

 建材メーカー5社が被災者30名中25名に対して総額約3億3000万円を支払うという内容です。また,当該5社が被災者らに対して深くお詫びするとともに,それ以外のメーカーも含むすべての被告建材メーカーが「被災者らが被った石綿関連疾患を原因とする死亡や甚大な身体的・精神的苦痛に対し,心より哀悼とお見舞いの意を表す。」という文言も入っています。

2 今後の取り組み

 和解による解決に至ったこと自体は評価できることですが,既に被災者30名中27名の方が亡くなっており,遅すぎたといわざるを得ません。また,屋外作業者や解体作業従事者など和解の対象から漏れてしまった方もおられます。すべてのアスベスト被害者を救済するべく,これからも取り組みを続ける必要があります。

 また,より根本的には,国が運営している建設アスベスト給付金制度に建材メーカーも参画させる必要があります。今回の和解条項ですべての建材メーカーが「哀悼とお見舞いの意」を表しており,和解案の提示にあたって裁判所も「関連する業界全体で被害回復に取り組むことが求められる」と述べているように,アスベストに関わってきた企業がきちんとその社会的責任を果たすことが,今より一層強く求められているのではないでしょうか。給付金制度への建材メーカーの参画についても取り組みを続けていきます。

3 アスベストに関するご相談は当事務所まで

 当事務所では長年にわたってアスベスト被害救済に取り組んでおり,国と建材メーカーの責任を認めた最高裁判決を獲得した弁護団の一員です。個別の救済事例も多数ございますので,建設現場や工場などで働き,肺がんや中皮腫などのアスベスト疾患にかかられた方やそのご遺族の方はぜひご相談ください。

 

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