
岩橋 多恵
弁護士からのメッセージ
京都のまちでは、観光政策が誤った形で進んでおり、そのための民泊やホテルの建設ラッシュの中、土地が高騰していることを指摘しました。指摘のとおりオーバーツーリズムの弊害として問題が指摘されはじめました。地価の高騰し、環境の悪化の中で、京都市民が安心して住み続けられなくなっています。これらの過程で、耐震性・老朽化などを口実に不当な明け渡しをせまる事例の相談も後を絶たず、地上げが横行した時代、多くの借り主側での裁判の経験から、この間も地上げに伴う明け渡しの相談や学習会の講師を引き受けさせて頂きました。また、働く人々の働く環境は、なかなか改善の見通しが立たない中、「働き方改革」を銘打った法律が一昨年、強行採決されました。「働き方改革」と銘打っても、巧妙に、企業の思うとおりに仕事をさせられるものとなっています。残業規制の上限時間を引き上げ、超長時間労働の解決にはならない内容になっています。働く人々には、人間らしく働き生活するために一日8時間労働こそ大切だという声をもっともっと上げて欲しいと思います。過労死・過労による労災をなくすため、予防対策こそ重要だと思います。働かせ方を真に是正させ、サービス残業や過労死、過労性精神疾患に歯止めをかけさせるためにも、残業代請求も大きな力となります。そのために、私たち弁護士が力になります。
また、今、法律の世界は、「相続法改正」「民法(債権法)改正」と重要な改正のラッシュです。事務所では、全員で研修や勉強会をして、皆さんのお役に立てるよう自己研鑽にはげんでいます。(→「京都第一」2019年新春号「相続法改正」)
最新のご挨拶
担当した主な事件
- 家庭裁判所の後見人に対する監督義務違反について国賠訴訟で勝利(「京都第一」2018年夏号)
- 京都新聞COM(雇止)事件
- 京都市新採教員分減免職事件
- 事件報告 京都大学の不当な「賃下げ」を許すな!~就業規則の一方的な不利益変更は無効~(まきえや・2013年秋号)
- 事件報告 離婚と退職金~ある離婚相談より(まきえや・2013年春号)
- 小学校教員のうつ病、再審査請求で公務災害(労災)と逆転認定!(「弁護士コラム」2012年2月)
- 職場に潜むパワハラと暴力による「うつ病」の発症に断罪!(まきえや・2010秋)
- 特別縁故者(とくべつえんこしゃ)の話(まきえや・2010春)
- エッセイ・日本をアメリカのような国にしたいですか? (まきえや・2005秋)
- 年金担保融資に業者への罰則!(FAXニュース2005年2月)
- 京都日栄訴訟勝利和解 (まきえや・2004春)
- 借家人に大変不利 定期借家制度にご注意を!! (まきえや・2000春)
執筆した文章等
趣味等
映画鑑賞、フラメンコ(踊り・歌)